10月30日(日) 第2期熊井の森SATOYAMA自然学校第3回講座「SDGs鳩山版=熊井学の創生に向けて」を鳩山町NTふれあいセンター3階に開催しました。
プログラムの第1部は、鳩山町熊井地区で活動している『NPO法人はとやま環境フォーラム』と『奥武蔵マウンテンバイク友の会』と『木こりクラブ』からの活動報告が行われたあと、滑川町などでまちづくり活動をしている地域連携コーディネーター小林みゆきさんによる琴演奏を鑑賞しました。
休憩をはさんで、阿部先生の「SDGs鳩山版(プログラム第2部)」の講演が、午後3時から始まりました。講演ではSDGs、気候変動、生物多様性などの基礎知識の解説がありました。
2015年にはSDGsが国連で決議され10年毎の文科省学習指導要綱の改訂では「持続可能な社会づくりの担い手を育てること」としてESD(持続可能な開発のための教育)が盛り込まれて理科・社会・生活・数学・英語などの教科書もすべてSDGsの視点を盛り込んだ作り替えが起こっていること。これからは教育現場や子どもたちの意識に大きな変化が起こること。SDGsネイティブ世代(持続可能な開発目標の目標にある環境や社会課題を自分事として捉える世代)の子どもたちが誕生してくること。いずれも興味深い話でした。
講演の後の意見交換では、地域おこしの際の行政の果たす役割、地域活性化の地域の同意形成の在り方などについての 率直な質問や意見が出て、大変有意義な講演会でした。
講師プロフィール:熊井の森SATOYAMA 自然学校長(1955年新潟県塩沢町生まれ)立教大学名誉教授、国際自然保護連合CEC委員ほか、日本自然保護大賞2020沼田眞賞受賞