埼玉県環境部みどり自然課が所管する「みどりの活動支援補助事業交付金」に交付申請し、10月6日付で当団体の事業に対して補助金(254,000円)を頂きました。
申請事業は、「熊井の森谷津田・休耕田ビオトープ事業」です。谷津田の耕作放棄地の一部を冬水田んぼビオトープにすることで、アライグマなどに脅かされない産卵適地の創出と産卵適地の分散を図り、合わせてタコノアシやキクモなどの希少湿性植物やトンボなどの水生昆虫の生息地の創出を図るのが事業の目的です。
そのために必要な資材・消耗品として、生物モニタリングのためのトレイルカメラと共に、産卵期のアライグマ対策としての電気柵(農産物の獣害対策としてではなく、環境保全事業のための電気柵)も経費として認められました。
隣接したビオトープ1号地では池の周りに木柵にネットを張るだけですが、ビオトープ2号地では電気柵を設置できることで、その効果の相互比較が可能になりました。
また、ビオトープ1号地、2号地の周囲にある用水路には、同補助金で購入した枯葉防止ネットを応用した同団体発案オリジナルの「カエル救出装置」(詳しくは、4頁目掲載「森の中へ」を参照)を40カ所設置します。
視察に来られたビオトープ管理士の竹花裕美子氏と県の担当者・町田茂氏に以上の事業内容を説明。竹花氏から「熊井の森は素晴らしい。もっと多くの人にその魅力を知ってもらいたいですね」と、今後の活動についての貴重なアドバイスをいただきました。現地視察後、かわせみハウスに寄っていただき補足説明し、ハト麦パンケーキを試食していただきました。